次は、「EM生ゴミ発酵肥料」の作り方です。
「EMボカシ」にはEMが沢山増えています。この「EMボカシ」を生ゴミと一緒にし、「EM生ゴミ発酵肥料」をつくるわけですが、その前に、発酵し完成した「EMボカシ」を乾燥台やシートの上などで乾燥させておいてください(乾燥させたものも容器で保存ができます)。
乾燥させた「EMボカシ」を用いて、家庭からでる生ゴミを肥料にします。
EMを生ゴミで発酵させた肥料で育てた野菜は強く、農薬を使わなくとも虫喰いが軽減されます。もちろん味も良く、とてもおいしい野菜ができます。
さて、生ゴミを「EM」で発酵させて作った肥料は何故、そのような野菜を作ることが出来るのでしょう。
その理由として、
・・・という事が挙げられます。
EM生ゴミ発酵肥料にはこのような性質があるので、野菜も大いに根を張り、良質の栄養を吸収し、元気に育つ事が出来るのです。
では、具体的にどのようにして生ごみをEMで発酵させ、EM生ゴミ発酵堆肥にするのか。
その作り方と使い方を紹介します。
まずは、「EMボカシ(I型)」の作り方を紹介します。これは生ゴミをEMで発酵させ、肥料にするうえで重要なアイテムとなります。
まず、EM希釈液を作ります。
EM・1™と糖蜜、それぞれ40mlを2Lの水で溶かします。
※糖蜜は溶けにくいのであらかじめ別に溶かしておくと作業が楽になります。
米ぬかに「1」で作ったEM希釈液をジョウロなどで均一にかけてよく混ぜます。
この時、EM希釈液に浸したもみがらを入れると、均一に混ぜやすくなります。
また、EMセラミックスを加える場合は、ここで加えます。
水分量を確認しながら、少しずつEM希釈液を加えます。
目安は、ギュッと握ると団子になり、軽く指で触れると崩れる程度が目安になります。
軽く空気を抜きながら、密閉できる容器に入れて熟成させます。
※フタをする際に新聞紙で表面を覆い、表面に水滴が溜まるのを防ぎます。
直射日光の当たらない暖かい場所で発酵させます(夏場は1ヶ月、冬場は3ヶ月以上)。
少し色が濃くなり、香ばしい甘酸っぱい香りに変わってくると、完成の目安です。
完成したら、密閉容器等に入れて保存すれば、長期の保存が可能です。
株式会社EM研究機構 様より許諾を得て、転載および引用しております。
次は、「EM生ゴミ発酵肥料」の作り方です。
「EMボカシ」にはEMが沢山増えています。この「EMボカシ」を生ゴミと一緒にし、「EM生ゴミ発酵肥料」をつくるわけですが、その前に、発酵し完成した「EMボカシ」を乾燥台やシートの上などで乾燥させておいてください(乾燥させたものも容器で保存ができます)。
乾燥させた「EMボカシ」を用いて、家庭からでる生ゴミを肥料にします。
生ゴミ処理バケツの底に、新聞紙を敷き、EMボカシを底が見えなくなるまでたっぷりとまきます。
※新聞紙は目詰まり予防や発酵液をこす役割があり、洗う時も便利です。
生ゴミ処理バケツに生ゴミを入れ、EMボカシをたっぷりとふりかけます。
その後、生ゴミとEMボカシをしゃもじなどでよく混ぜ合わせます。
※生ゴミはなるべく細かくして新鮮なうちにバケツで処理します。
生ゴミを追加する時は、追加分だけEMボカシと混ぜ合わせます。
底までかき混ぜる必要はありません。
※途中で臭いが気になった時はEMセラミックスを表面に軽くまぶします。
「2」の表面にEMボカシを薄くふりかけ、上からギュッと押さえたら、フタを閉めて密閉します。
底に溜まった発酵液は、こまめに抜き出します。
※発酵液は500~1,000倍に希釈し(薄め)て早めに液肥として使いましょう。
「2」~「4」の作業を繰り返し、生ゴミ処理バケツがほぼ一杯になったらフタをして密閉し、直射日光の当たらない場所で、1週間程度発酵させます。
※出来上がるまで底に発酵液が溜まらないように定期的に抜きましょう。
ぬか漬けのような発酵臭がすれば成功です。
表面に生える白カビは良い菌ですので問題はありません。
株式会社EM研究機構 様より許諾を得て、転載および引用しております。
できた「EM生ゴミ発酵肥料」は畑の元肥や追肥に使うことができます。この「EM生ゴミ発酵肥料」を使った畑では、とてもおいしく元気な野菜ができます。
ただ、ネズミが多い畑ではネズミを誘引してしまうこともあります。熟成・堆肥化させることも含めて、下からネズミが入らないようにステンレスの金網やレンガ等を敷いた後にコンポスター(円柱状で底の無い生ゴミ堆肥化容器。下部を土に埋めて使用する。)を設置し、最初に土を入れてから「EM生ゴミ発酵肥料」を入れていき、コンポスターが一杯になった後、1~2か月以上熟成させて畑に使用する方もいます。こうすれば生ゴミは分解され、畑で使用してもネズミは寄り付きづらくなるそうです。
以下では、畑ではなく家庭プランターで、「EM生ゴミ発酵肥料」を土と熟成させ活用する方法を紹介します。
EM生ゴミ発酵肥料と乾いた土を1:3で混ぜ合わせ、腐葉土なども適量加えます。
プランターボックスの通気性や排水性を高めるために、底に赤玉土や鉢底石を1~2cm敷きます。
「2」のプランターボックスに「1」で混ぜ合わせたものを入れます。
表面に見えるEM生ゴミ発酵肥料などが隠れるように、軽く乾いた土をかけます。
余分な水分を吸収させるため、新聞紙をかけ、その上からゴミ袋で覆い、ビニールをかけて、ひもでしばります。
およそ1ヶ月で生ゴミはほとんど分解され、よく肥えた土になります。
「6」で、生ゴミが土にかえったら植物を植え、家庭菜園などに使います。
株式会社EM研究機構 様より許諾を得て、転載および引用しております。
良い野菜は、私たちの体の機能の維持、健康、頭の健康に大きく寄与します。
食べ物という材料が良ければ、日々快適に動く事が出来、健康な体と良い頭ができます。
また、肥料の大半が輸入である日本にあって、生ゴミという、生きている以上必ず出てくるもので、しかも日本に豊富に存在する米の糠を使ってEM生ゴミ発酵肥料が作ることが出来るという事は、「非常事態への備え」という観点からもとても大切なことです。
このような方法を知り、実践することも、生活に安心をもたらす“備え”となります。