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米のとぎ汁EM発酵液の作り方・使い方

*説明

米とぎ

 お米を研いだ後に出る米のとぎ汁
 実はこの豊富な栄養を持つ米のとぎ汁をそのまま排水口へ流すと、川などの悪臭や汚れ、ヘドロの原因となってしまいます。
 もちろん米のとぎ汁自体が悪者というわけではなく、米のとぎ汁の豊富な栄養分に悪玉菌が繁殖する事で、汚れや悪臭のもとになるということが問題なのです。
 私たちは思わぬ形で、家庭の排水口から自然環境や生活環境を損なっています。
 しかし、逆に、良い微生物の集まりであるEMを先に米のとぎ汁に繁殖させれば、水の汚染源にはなりません。このように、EMを繁殖させ、米のとぎ汁を発酵させたものを「米のとぎ汁EM発酵液」といいます。

米のとぎ汁発酵液で拭き掃除

 また、この「米のとぎ汁EM発酵液」は、生活のあらゆる場面で活用する事が出来ます。

 液中に繁殖したEMは悪臭の原因となる物質を餌にしますし、悪玉菌の繁殖を抑制します。そしてEMが生み出す様々な有機酸は、様々な汚れを落とすのに大きく役立ちます。

 「米のとぎ汁EM発酵液」を作り、EMの力で米のとぎ汁を有効に活用する事で、環境に優しく身の回りのお掃除が出来ます。

 以下にその作り方と活用法を紹介します。

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*作り方

【用意するもの】

『道具』

  1. 大さじ
    大さじ
  2. じょうご
    じょうご
  3. ペットボトル
    ペットボトル

『材料』

  1. [EM・1™] 40ml
    EM・1
  2. [糖蜜や黒糖、
    または、砂糖と天然塩] 40ml
    糖蜜黒糖
  3. [新鮮な米の
    とぎ汁] 1,800ml
    新鮮な米のとぎ汁

仕切り線

【手順】

「1」

 新鮮な米のとぎ汁1,800mlに対して、EM・1™を40ml、糖蜜を40ml(砂糖を使用する場合は大さじ5杯と天然塩ひとつまみ)を加えて、全体をよくかき混ぜます。

米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「1」-1イラスト米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「1」-2イラスト
米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「1」-3イラスト

「2」

 ペットボトルに移し替えます。

 ※ペットボトルいっぱいに入れず、少し余裕ができるように入れてください。

米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「2」

「3」

 しっかりフタをして温かい場所に置きます。

 ※20~40℃で保温すると早く発酵します。

米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「3」

「4」

 2~3日後、ガスが発生してきたらフタをゆるめてガスを抜きます。

 ※中身が噴き出さないように少しずつ、ゆるめます。

米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「4」

「5」

 夏場は1週間、冬場は10日~2週間程度で完成します。

 EM・1™と似た甘酸っぱい発酵臭がすると完成です。

米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「5」-1

 出来上がった時の色の変化

米のとぎ汁EM発酵液の作り方の手順「5」-2

 ※砂糖を使用した場合は、色の変化は少ないですが、透明感がでます。

仕切り線

【ポイント】

  • 米のとぎ汁は必ず新鮮なものを使用してください。
  • EM・1™と糖蜜はやや多めに入れたほうが発酵しやすくなります。
  • 容器はしっかりと密封してください。
  • 容器が膨らんできたらこまめにガス抜きをしてください(ガスが発生しないこともありますが、甘酸っぱい発酵臭に変わっていれば問題ありません)。
  • pHを測定できる場合、pH3.5以下になっていれば完成です。

株式会社EM研究機構 様より許諾を得て、転載および引用しております。

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*使い方(原液のまま、または、希釈し(薄め)て使います。)

『EM希釈液のつくりかた(例:100倍希釈液の場合)』

【材料】

  1. [米のとぎ汁EM発酵液] 7ml(キャップで1杯分)
    米のとぎ汁EM発酵液1米のとぎ汁EM発酵液2
  2. [水] 約500ml
    水

仕切り線

【手順】

EM希釈液

 500mlのペットボトルの水に、7mlの米のとぎ汁EM発酵液(EMW、EM活性液でも可)を加えると約100倍のEM希釈液になります。

仕切り線

【注意事項】

  • キャップを使用した場合は、洗って拭いてからボトルに戻しましょう。
  • 作った希釈液は、必ずその日のうちに使いきるか、残ったものは排水溝などに流してください。

仕切り線

【ご家庭でのEMの使い方】

「部屋のお掃除に」
  1. カーペット・カーテン・床・ガラスなど(100倍希釈)

 カーペットやカーテンには、希釈液を軽くスプレーして水滴などは拭き取り、よく乾かします。すがすがしい空気になり、室内のイヤな臭いが消えます。

 ガラスや床などはスプレーしてから軽く拭き上げるとキレイになり、汚れもつきにくくなります。

「キッチンに」
  1. 食器棚・冷蔵庫・レンジ・流しなど(50~100倍希釈)

 食器棚や冷蔵庫、流しにスプレーでひと吹きしてから乾拭きします。また、希釈液を作って、雑巾を湿らせ、固く絞ってから拭きます。

 イヤな臭いも無くなり、キッチンはピカピカになります。

「アイロンがけに」
  1. アイロン前に(1,000倍希釈)

 アイロン前にひと吹きするとYシャツやハンカチなどもパリッと仕上がります。

 ※EM希釈液の濃度が濃いと、衣類に色がつく恐れがありますのでご注意ください。

「お風呂に」
  1. 排水口・壁・浴槽(100倍希釈や原液)

 お掃除に使うと汚れが落ちやすく、臭いやカビの発生を抑えます。

 また、残り湯にも原液を150~300ml入れてしばらくおくと、湯アカやヌメリが付きにくくなり、排水管もキレイになります。

「トイレに」
  1. トイレ掃除(100倍希釈)
  2. 便器の中(原液 約50ml)

 トイレ掃除に活用すると便器に汚れが付きにくくなり、不快な臭いも消えます。

 また、便器の中に流すことで、排水管の中までキレイになります。

「お洗濯に」
  1. 洗濯機へ・しつこい汚れに(原液 約150~300mlや1,000倍希釈)

 洗剤の量を半分にして、原液を入れます。Yシャツの襟や袖口などのしつこい汚れには1,000倍希釈液をたっぷりスプレーしてから洗濯するとキレイになります。

 また、1~2時間ほど浸け置きすると、さらに効果的です。

「ペットに」
  1. 消臭対策・ブラッシング・リンスなど(100倍希釈)

 小屋の回りやペット用の敷布、ペットに直接スプレーします。

 また、リンスの代わりに使用すると毛並みにもよくなります。

「家庭菜園に」
  1. 水やり時(100~1,000倍希釈)

 花の色が鮮やかになり、元気に育ちます。また、野菜や果物の味も美味しくなります。

株式会社EM研究機構 様より許諾を得て、転載および引用しております。

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*EMを活用して

 私たちは味噌や漬けものなど、昔から微生物の力と寄り添って生きて来ました。
現代はその微生物の力をより手軽に、より有効に活用する事が出来る“EM”があります。
 同じ栄養豊富な米のとぎ汁でも、存在する場所によっては汚染の原因となり、逆に望ましい場所に生かされれば、それは資源となります。人間には困難な事、出来ない事をしてくれる力をもったEMは、人間の生活から出るものを、望ましい場所に生かす手助けをしてくれます。
 このEMが持つ【微生物力】で環境を良くし、また、私たちの生活も良くしていきましょう。
 ※ちなみに、EMⅠやEMWなどの原液は、未開封であれば長くとっておけますので、数本常備しておくのもよいと思います。

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